東京海上日動火災保険の自動車保険の3つの特徴と解説!
東京海上日動火災保険は代理店型の保険会社として国内では老舗中の老舗です。アンケートによると満足していると答えた人は92.1%と、高い顧客満足度を維持しています。
またユニークな事故後の特約も特徴的です。
東京海上日動火災保険の3つの特徴!
- アンケートでわかる顧客満足度
- 事故後の対応に特化した特約
- 東京海上グループの安心感
1. アンケートでわかる顧客満足度
東京海上日動火災保険の顧客アンケートは、契約者数が多いだけに信頼性が高く、2014年度に行われたアンケートでは、回答数が約137,000件と他社とは1桁違う集計結果となりました。その結果からわかるのは、代理店型ながら高い顧客満足度を達成していることです。
大変満足から大変不満までの7段階の評価で、大変満足が44.8%、満足が41.1%、やや満足が6.2%の合計92.1%が満足と答えています。代理店型の自動車保険は一般に保険料が高く、契約者が求めるハードルも高いのですが、92.1%もの人が満足と答えるだけの理由があるのでしょう。
なお、アンケートは多岐に渡り、興味深いのが「保険継続意思」という項目です。アンケートの時点で、東京海上日動火災保険の自動車保険を継続すると答えた人が35.5%、継続契約する予定の人が57.9%となっています。これだけの顧客が継続契約するからには、保険料だけではないと感じている証拠です。
2. 事故後の対応に特化した特約
東京海上日動火災保険のトータルアシスト自動車保険には、事故に遭ってから重要になる2つの特約があります。1つは「入院時選べるアシスト特約」、もう1つは「レンタカー費用等選べる特約」です。
入院時選べるアシスト特約は、入院が3日以上継続したときに、契約者が補償対象を選ぶことができる面白い特約です(条件次第で最大180万円)。例えば、差額ベッド代、お見舞いお返し、家庭教師、ホームヘルパーや介護ヘルパーの派遣など、誰が入院したのかで、補償対象を使い分けることができます。
レンタカー費用等選べる特約では、事故や故障、盗難で車が使えなくなったとき、レンタカーを借りるための費用を、事故・盗難では30日、故障では15日まで補償するものです。通常、ロードサービスでレンタカー代24時間無料の保険会社は多いですが、特約で大幅に拡張できるのは、ダイレクト型には見られない特徴です。
3. 東京海上グループの安心感
東京海上と言えば、保険会社の中でも老舗中の老舗で、日動火災と合併する前から業界最大手として良く知られていました。ダイレクト型としてイーデザイン損保があるので、東京海上日動火災保険では代理店型の自動車保険を販売しています。
東京海上日動火災保険の公表によると、国内の代理店数は46,658店となっており、損害保険全体でも約192,000店(日本損害保険協会発表)で、国内の代理店の4件に1件に該当します。そのくらい、知名度も規模も大きく、年間の自動車事故対応件数も252万件と破格です。
ダイレクト型自動車保険と違い、保険料は安いとは言えませんが、最大手の安心感は他では得られないので、その点をどのように考えるかでしょう。保険会社同士の交渉においては、時に力関係が影響すると言われていますから、東京海上日動火災保険のブランド力は、もしかしたら有利に働く場面があるかもしれません。