朝日火災海上保険の自動車保険の3つの特徴と解説!
朝日火災海上保険で最も特徴的なのは、年齢条件からは外れた家族が起こした事故についても保険が適用される「運転者年齢条件外における削減払特約」です。
1年に1回限り有効ですので、年齢が若い子供についても安い保険料で適用することができます。
朝日火災海上保険の3つの特徴!
- 特定の保険をセットにするだけで割引
- 年齢条件外の人を保険適用にできる特約
- スマートチョイスでの保険料削減
1. 特定の保険をセットにするだけで割引
朝日火災海上保険が提供する、ASAP(個人用自動車保険)では、特定の保険を契約に含めるだけで、2%の割引が受けられる、「ASAP安心プラン割引」があります。これは、対人賠償と対物賠償の限度額を無制限にし、車両保険を免責0円にして、対物超過修理費用補償特約と弁護士費用等補償特約を付けることが条件です。
まず、対人賠償と対物賠償ですが、限度額を無制限に設定するのは当たり前になっている保険で、むしろ無制限以外は不安なので問題になりません。次に車両保険を付けるかどうか、付けたとして免責を0円にするかどうかは、自分の車の価値から判断すれば良いでしょう。
最後に2つの特約ですが、これらの特約を外したとしても、2%の割引よりも安くならないと考えられ、外す意味がありません。トータルで考えると、車両保険を付ける前提なら、ASAP安心プラン割引を適用させる契約をしたほうがお得になります。
2. 年齢条件外の人を保険適用にできる特約
ASAP(個人用自動車保険)には変わった特約があり、年齢条件から外れた家族が起こした事故でも、保険適用にして補償を受けられる仕組みがあります。正式には「運転者年齢条件外における削減払特約」といい、うまく活用するととても便利です。
この特約は、年齢条件と合わない(年齢条件よりも若い)家族が起こした事故について、1年に1回限り、保険金支払いの対象とするものです。年齢条件を下げると保険料が高くなりますが、例えば子供が運転できる年齢になったとき、年齢条件が大きく下がることで保険料が負担になります。
この特約を付けておけば、1回なら子供が起こした事故も、年齢条件を下げることなく事故の損害を補償してもらえます。ただし、「削減払特約」となっているように、一定の割合で削減され、削減の割合は現在の保険料÷事故を起こした家族に適合する年齢条件の保険料です。
3. スマートチョイスでの保険料削減
スマートチョイスとは車両保険の免責金額で、一般的な車両保険では段階的に免責金額を決められるのに対し、スマートチョイスでは一律で免責金額を決めます。これは、契約者にメリットが無いように思えますが、トータルでは保険料が安くなる可能性が高い設計になっています。
車両保険は自動車保険の中でも、最も保険料が高くなる要因なので、免責金額を設定することで保険料が大幅に安くなります。事故を起こさなければ、免責金額の設定で安くなった分は、そのまま得をするのは言うまでもありません。
問題は事故を起こしたときで、免責金額以下の修理なら、わざわざ車両保険を使いませんから、大きな事故を起こしたときだけ免責金額が負担になります。しかし、一生のうちに大きな修理が必要な事故は滅多にないので、結局車両保険を使う機会は少なく、スマートチョイスで免責金額を設定したほうが得をするでしょう。