自動車保険の等級
事故を起こしたとしても自動車保険の等級が変わらない場合ってあるの?
自動車保険の「等級」という言葉、自動車保険に加入されている方や自動車運転をされている方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そして、このような方の多くは「事故を起こせば自動車保険料は高くなる」というイメージを持たれている方も少なくないでしょう。
実は結論から申し上げると、自動車事故を起こしたからといって自動車保険料が高くなるということはないのです。
この理由は最初に記述した「等級」が1つの要因として挙げられます。等級とは“契約者の事故歴に応じた保険料の割引・割増を適用する制度”ソニー損保ホームページより引用、のことを言います。
ここで勘の鋭い方なら「事故を起こしたから事故歴があるのでは」と思ってしまいがちですが、これも含めて今回は自動車保険の等級が変わらない場合について専門家であるファイナンシャルプランナーがいくつかの例をご紹介していきます。
等級が下がると自動車保険料はどのくらい変わる?プロFPが解説!
自動車事故を起こしてしまった場合、自動車運転歴に事故歴が付されてしまう他、自動車保険を使用した場合には原則として翌年度から支払う自動車保険料が高くなります。
仮に優良ドライバーの証であるゴールド免許はブルー免許へ、自動車保険の最高等級である20等級は17等級へ格下げになります。このようになってしまった場合、自動車保険料の負担はどの程度上がってしまうのか気になりませんか?
今回はお金の専門家であるFPが概算イメージシミュレーションを行い、そこから見えてくるもの、考えられるものを広い視野でご紹介していきます。
はじめて自動車保険に新規加入時(最初は6等級から)の年齢別保険料相場
自動車保険に新規加入する頻度は一生涯を通じて考えますと決して多くはないと考えます。
初めて自動車を購入した時、セカンドカーを購入した時などシーンは限定されてきます。とは言え、この新規加入する際の等級や仕組みを知っているのと知っていないのでは後々大きな影響を及ぼす結果になり兼ねません。
今回は自動車保険に新規加入する際の等級や注意点について専門家であるファイナンシャルプランナーが解説していきたいと思います。
自動車保険の等級の引継ぎ - 家族間・同居・別居のケース
自動車保険の等級は1等級から20等級までの20段階で分けられる仕組みとなっておりますが、最高等級である20等級に上げるためには多くの年数と事故を起こさない優良ドライバーであることが求められます。
このような経緯で付された等級は、正に「かけがいのない財産」と言っても過言ではありません。しかしながら、転勤などで自動車を売却したり、廃車にしたりといった理由から一時、自動車が不要になったり、自動車を運転しないといった場合も考えられます。
この時、ある一定の手続きを取っていなければ等級が大幅に下がってしまうのを読者の皆さんはご存知でしたか。
今回はこの一定の手続きについて専門家であるファイナンシャルプランナーが分かりやすくご紹介していきます。
自動車保険の中断証明書 - 等級の保存ができる!
自動車保険の「等級」は6等級からはじまり、事故を起こさずにいると年々割引率が上がり保険料が安くなります。
しかし一定期間車に乗らないなどの理由で満期日を迎え何も手続きをしないと、せっかく上がった等級がまた元の6等級に戻ってしまいます。
そこで等級を保存したまま「中断」することができるのが自動車保険の「中断証明書」の発行です。
ここでは中断証明書の発行条件や手続き方法について解説しております!
車両保険を使うとどれぐらい等級は下がる?1等級ダウンと3等級ダウン
車両保険は、自動車保険の補償対象となっている自動車が事故や自然災害などによって損害を受けた場合に、加入契約している保険会社から保険金が支払われる仕組みとなっておりますが、自動車保険には、「等級制度」といった一定のルールが、保険会社を問わず、共通のルールとして設けられています。
等級制度につきましては、本記事中で解説を進めさせていただくことにしますが、車両保険は、補償の範囲が広いだけでなく、「3等級